2014年7月4日金曜日

新潟の森林


今週は雨でなかなか山仕事も進みません。
この時期は、雨降るは虫は出るはで大変です。
しかし、植物にとっては嬉しい時期なのでしょう。

さて、今回は新潟の森林について書きたいと思います。

平成25年度の新潟の森林面積約86万haと県土総面積の68%を森林が占めています。
全国ランキングですと6位という森林県なのです!

森林面積の約57万haが民有林ですが、その内、人工林率は24.9%と
低い水準にあります。
このことから、考えられることは新潟は多くの森林を所有しているが、
それを活かす林業が全体的に活発でないと言えます。

一方で、森林組合や製材工場の数は多く全国でもトップ10に入るほどです。
なので、搬出した材が万遍なく売り払いでき、尚且つ、材の安定供給が
出来れば全国でも有数の林業県になれる可能性があります!

しかし、ここが一番のネックでなかなか国産材の売り上げが伸びないということです。
材が売れる→設備投資、造林する→材を搬出する→材が売れる・・・
(他にも林産物や木工品などがあります)
この流れがうまく構築出来ないのが林業の発展にブレーキをかけています。
国や県で色々な制度や補助金などもでき、
多少は市場も活発になってきましたが、まだまだ難しいのが現状です。

当社も今は、越後杉をアピールしたり、材を搬出したりとそんな感じです。


現在、搬出間伐行っている山土場の様子。
間伐材なので小径の丸太が多いです。



下記のバナーから新潟県の統計資料が見れます。





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